2016年5月2日月曜日

ハレルヤ!公衆衛生当局が母乳業界に反対し始めました!

Hallelujah! Public health officials begin to push back against the breastfeeding industry

ついにこの時がきました!
アメリカ予防医学タスクフォースが母乳育児に対するアプローチを変更しました。本日のMedPage Today:によると:
「プライマリーケアを行う医療者は、母乳育児を行いたい人に対してその手助けをする」という表現を使うべきだと、アメリカ予防医学タスクフォース(USPSTF)は語った。彼女らの意思に関係なく母乳育児を押し付け、プレッシャーを与えることをできるだけ避けるために、...
The breastfeeding industry overplayed its hand.
.. 医学博士であるアレックス カンペール(Alex Kemper, MD, of the USPSTF)は、Medpage Todayのわずかな言葉遣いの変更についてこのように語っています: 「推進していく」のかわりに「手助けする」という表現にしたことは、USPSTFの母乳育児に対する立場を表現しています。
“この小さな変更の理由は、母親たちが、自分と子供にとって何が重要で、何が必要でないのか、自分で選択することの重要性に気づいてもらいたいからです。例えば、母親たちが母乳以外の栄養を選択したからといって罪悪感に悩まされたり、嫌な気分にさせられたりすることは必要ないことなのです。」 彼は言います。「それぞれの状況に応じて、選択をすればよいのです。」
これは小さな変更ですが、非常に重要なことです。公衆衛生当局が母乳ビジネス業界に対して公に反発を始めたのです。
母乳はメリットもあります。しかしきれいな水が手に入る国ではそれは非常に小さなものです。にもかかわらず、医者や母乳ビジネス業界に従事する人々は母乳に対して根拠のないことや最悪の計画をあれこれと提唱し、やりたい放題を行ってきました。母乳を選択しない女性たちを侮辱したり、恥をかかせたり、嫌がらせををしてきたのです。
医者たちや病院や公衆衛生当局は、ラ・レーチェ・リーグやその関連団体のこのような行いに目を瞑って許してきました。
  • 母乳のメリットを大げさに拡大解釈する。
  • 赤ちゃんにも母親にも一切フレンドリーでなく、ただただ懲罰的で虐待的な病院に、「赤ちゃんに優しい病院(Baby Friendly Hospital Initiative)」とジョージオーウェルの小説並にふざけた名前をつけている。
  • 母乳率を改善するという根拠が一切ないにも関わらず、新生児室を閉鎖し母親に面倒を見させることで、母親のベッドの上で次々と新生児を窒息させたり、死に至らしめている。
  • 粉ミルクのお土産を禁止することで、貧困層の女性に不釣合いな負担を強いている。(その多くは有色人種の女性であった。)
  • 女性のうち5-15%は、子供を育てるのに十分な母乳が出ないという事実を隠蔽している。
  • 母子関係を阻害するという根拠が一切ないにも関わらず、必要な時ですら粉ミルクを補足することを禁止した。
母乳業界は、女性を傷つけ侮辱して恥をかかせたいという欲望を隠すことがありません。Dr.アリソン・スチューべのような母乳業界の戦略をこのように示しています。彼女は不正な情報に基づいた非効率な戦略を勧めるリーダーの一人です。多くの母乳信仰者は、思い通りにならない女性たちを侮辱する言葉を毎日吠え続けています。母乳を選ばない母親は終わっている、そのツケは必ず回ってくるぞ、というものです。Dr.スチューべが恥ずべき母乳学会のFacebookにこのような記事を書いています。
… なので、私たちはおそろしい粉ミルクのマーケティングに反対し、よく見て、彼らの気持ちを損なわないよう、粉ミルクのリスクをもっと広めていきましょう。粉ミルクの副作用で健康を損なわないように伝えていこうではありませんか?
ということで、粉ミルクの広告を禁止するというのはどうでしょうか? …
そして:
… 最近、本当に恐ろしい記事が5つも発表されました。アメリカで母乳育児を行うほとんどの母親たちは医学的に間違った指導をされており、そのほとんどは医学的に母乳以外の栄養の補足を必要としているという事実です。これについて語りましょう。

そして:
… われわれが母乳育児をしないことのリスクを声高に叫ぶと、この流れをますます加速してしまいます。この件に関しては黙っていたほうがいいんじゃないですか?.
この「母乳育児を推進していく」の替わりに「母乳育児を手助けする」に変更したというUSPSTFのニュースは、いくつかの業界に亀裂をを生じさせました。メリッサ ウィレッツMerissa Willettsは Parentsに、このように書いています:
母乳育児の厳しさに直面したひとりの母親として、私はこの方針転換をどんなに歓迎しているか言葉にできない。なぜなら、私は粉ミルクを選択するたびに、言葉でも態度でも「母乳育児に失敗した」という気持ちにさせられていたのだが、考えてみればそんな必要は全くなかったと思うからだ。医者達は私に母乳をあきらめないようにもう一度挑戦しろ、もっと努力しろ、もっと厳しくやれとプレッシャーをかけてきたが、彼らはただただ私を恐怖に落としいれるだけだった。母親として吸い付かれること自体が恐怖だった。

私はこの「手助けする」というアプローチを好むのは、赤ちゃんに何を与えるかの選択件が私にあるからにすぎない。私は医者によってやり方が全く違うことは分かっている。しかし公衆衛生当局タスクフォースがついにこのことに気づいてくれたことがうれしい。母乳育児はすべての母親に向いているわけではなく、それぞれの母親によってまったく異なった状況があるということを。
母乳業界は戦わずに引っ込むことができないようです:
… 新たなガイドラインが出ていますが、明らかに母乳が一番に決まっています。母乳推進グループのラレーチェリーグのダイアナ ウェストもこう言っています:「女性は粉ミルクのすべてのリスクを知る必要があります。母乳のメリットについてもです。」「女性達はものすごく後悔するでしょう。十分な情報とサポートが必要なときに与えられなかったことを。」
そして母乳が出ない・母乳を与えない女性達が母乳業界から多大なプレッシャーをかけられものすごく後悔している女性達については触れていません。Ms.ウェストは明らかに彼女らのことなど気にしていないのです。
母乳業界は誇張しすぎ、過大評価しすぎ、やりすぎなのです。母乳についての方針を見直す機会が与えられているのに、その労力を母乳を与えない女性・母乳が出ない女性を侮辱したり嫌がらせしたりする方に注いでるのです。サポートが必要な女性を支えることに専念するかわりに。
USPSTFの文言変更は小さな一歩ですが、重要な一歩になることを願ってやみません。病院や公衆衛生局は、母親や赤ちゃんたちの健康や福祉を推進するよりも母乳育児を推進してきた母乳業界による窮屈な束縛から逃れようとしています。
ハレルヤ!

2016年3月10日木曜日

母乳医学学会(ABM)が反論を発表しました ―新生児を手厚く看護すべきだという主張に対して。

元記事;27 Comments

Academy of Breastfeeding Medicine publishes embarrassingly weak rebuttal to my plea to save well baby nurseries

母乳医学学会(ABM:The Academy of Breastfeeding Medicine )は私がTIME誌に寄稿した記事(新生児室をなくすことは、母親にも赤ちゃんにも良くない Closing Newborn Nurseries Isn’t Good for Babies or Moms)に対して反論を発表しました。赤ちゃんに優しい病院(BFH:Baby friendly hospitalの方針である、うわべだけの母乳率向上を目的とした危険な母子同室について、実際は効果がないという見解を示したものです。
私の記事の主旨はこのようなものです:
医療に母乳主義というしょうもないパターなリズムを導入して、女性や赤ちゃんを侮辱する気ですか?
母子同室を妨害しろとは言いません。もしも母親が24時間赤ちゃんと一緒に過ごしたいと言うならそうしてもいいでしょう。しかし問題は、そのようにしたくない母親までもが、有無をいわさず母子同室にされていることなのです。
明らかに母乳医学学会は母親を信用していません。彼らは母親が自分で意思決定できないと思っているのです。彼らの言い分(Rebuttal to Dr. Amy Tuteur regarding Time editorial)は、Dr. Renee Boynton-Jarrett and Dr. Lori Feldman-Winter によるものです。 恥知らずで、明らかに誰でもわかるような初歩的なミスや、かんちがいによって攪乱された、無茶苦茶なものです。
1. 母乳医学会何が現状の問題か分かっていない。(二項対立の失敗)。
母乳医学界はBFHをどのように擁護するかで頭がいっぱいのようです。そのため議論の出発点が間違っています。
30年前、ほとんどの新生児は生まれたら母子別室でした。母子同室という選択肢はありませんでした。現在の母子同室という方法は、母親と赤ちゃんのために最適化されていると考えています。
まず基本的なこととして、「母子同室の禁止」の反対は「母子同室の許容」であり、「母子同室の強制」ではないのです。
2. 母乳医学会論点をそらしている。(注意Red herring:発見されたくない麻薬の代わりに燻製ニシンを置いて猟犬の鼻を攪乱することから、話を逸らすために別の話題を持ってくることを英語で”燻製ニシン”という). 母乳論者が論点を逸らす方法として、無関係な話題をもち出すことはよくある手口です。ですがこれはあまりに痛々しい言い訳です。
記事に安全ではない写真が使われていることについて:。TIME誌のAmy氏の記事には、安全ではない写真が添えられています。何人かの赤ちゃんが布にくるまれてベビーベットに寝ています。この寝方は赤ちゃんがあおむけに寝ることに比べてSIDSのリスクを二倍にします。
写真?この女性たちは何を言っているのでしょう、写真?写真(私が選んだものではありませんが)は「赤ちゃんに関する記事である」ことを表現したものです。近代的な新生児看護を正確に表したものではありません。彼女たちは価値のある議論をする代わりに、写真を批判しなければならないほど必死なのでしょうか。
3. 母乳医学会は大嘘つきである。:
母子同室は母親が休めないというわけではありません。実際、赤ちゃんが隣に寝ていた方が母親の睡眠の質がかえってよくなるという説もあり、睡眠の質は下がらないのです。
説?研究結果があるのでしょうか?どの研究が示しているのでしょうか?おっと、著者は引用できる調査結果を見つけてくることができませんでしたね!著者が調査結果の引用を提供することをあきらめた、ということこそが正しい事実でしょう。これ自体、気の狂った母乳ビジネス業界の側面をよく表しています。母乳ビジネス業界は母親の声など聴いていないのです。母親たちは休むことができないまま24時間ずっと赤ちゃんの世話をしなくてはならず、これに関する苦々しい不平不満があふれています。母親に必要なのは、出産という大きな試練を乗り越えた瞬間から、会陰の裂傷や、手術の傷、縫合された傷などの激しい身体的損傷を癒すための休息です。にもかかわらず、母乳ビジネス業界はそんな母親たちに24時間赤ちゃんの世話をする責任を負わせているのです。母乳ビジネス業界は母親の必要としているものなど気にも留めていません。彼らは彼らのしたいことだけにしか興味がないからです。
4.母乳医学会無神経であることに自分で気づいていない:
残念なことに、Dr.Amyは”赤ちゃんに優しい病院はそれ自体が深刻な病である”としています。ですが、本当に深刻なのは粉ミルクを選択する人々の方です。
これも違います。 残念なのは「赤ちゃんに優しい病院」が母親たちを信じていないことなのです。これが母乳ビジネス業界の深刻な病なのです。私は4人の子供たちを母乳で育てたので「赤ちゃんに優しい病院」から侮辱を受ける経験をしていません。しかし、たくさんの、本当にたくさんの女性たちが私のブログに寄せたコメントを見るに、本当に多くの人が「赤ちゃんに優しい病院」によって侮辱された経験があることは間違いありません。しかし、上に書いたように母乳ビジネス業界は母親がどのように感じているかなど興味がありません。母乳の研究者は、いままで母親の声に耳を傾けてこなかったのです。
5. 母乳医学会ただの推論を科学的根拠として用いている:
母乳のメリットと、粉ミルクのリスクは(Dr.Amyのいうような)僅かなものではありません。乳幼児の免疫システムにおける正しい細菌群の機能形成に関しては、完全母乳が一生影響するほど響する深く関係しているのです。

この文章のなかで正しいのは「と」と「は」だけです。のこりは「そうだったらいいな」という母乳ビジネス業界の妄想です。科学的根拠のないことを想像で補ってしまうのは母乳ビジネス業界のいつもの手口です。
6. 母乳医学会は嘘つきである:
母乳ビジネス業界というのは存在しない。
本当でしょうか?主要なマーケットリサーチを行う会社が56ページにわたる母乳ビジネス業界の市場分析を発表しています。(56 page market analysisof the breastfeeding supplies industry)ほかにも、ラクテーションコンサルタントに何百万ドルも支払っています。母乳教室や母乳推進活動にもお金が払われていますし、「赤ちゃんに優しい病院」の認証にも支払われています。この市場分析レポートを手に入れるのすら$2500(日本円で29万円)かかりますが、それでも母乳ビジネス業界メンバーや業界人は喜んで払うほどの儲かる業界なのです。グッズやサービスをもっと販売するために。
7. 母乳医学会は母子同室の強制で亡くなった赤ちゃん達に対して心無い無関心である。
母親たちは母子同室での問題が起きるまえに、ナースコールを押すべきだったのです。
「もしあなたが赤ちゃんと添い寝をしていて急に眠くなり、赤ちゃんを死なせてしまったら、それはあなたの責任で、眠くなる前にナースを呼ばなかったあなたの責任だ」と言っているようなものです。母子同室を強制しておいて、これほど非難すべき態度があるでしょうか。
8. 母乳医学会は本当の問題から目を背けている:「女性の自主性を尊重していない」
問題は「女性に選ばせない」ということです。彼らは女性たちが赤ちゃん達と同床したいか、休息をとりたいか選択できるほど賢いとは思っていないのでしょうか?もしくは医療にしょうもないパターナリズムを導入して、女性が赤ちゃんのために最適な意思決定できる機会を奪いたいのでしょうか。
母乳医学学会は私のTIME誌への寄稿に藁にすがるような苦し紛れの反論しかできていません。白か黒かでしかモノを考えられないのでしょうか。論点を逸らしたり、法螺をふいてみたり、嘘をついてみたり、推測でモノを言ってみたり、女性の神経を逆なでするような無神経な言葉を投げてみたり、心無い言葉を使ったり、本当は防げたはずの赤ちゃんの死亡について無関心で冷徹な態度をとったり、女性の選択を尊重するということを否定したり。
問題は単純です:「選択」なのです。母乳ビジネス業界は女性を信用せず、女性がどのようにしたいかという選択肢を奪っています。
母乳医学界はこれ以上どうすることもできません。私がTIME誌への寄稿したような母乳ビジネス業界の問題点について、彼ら自身がまったく真剣に考えていないということが恐ろしくてなりません。彼らにぴったりのことを私の本から引用しましょう:「押し戻せ:ナチュラル・ペアレンティング時代の罪 PUSH BACK: Guilt in the Age of Natural Parenting 」384ページ、256脚注- 自然なお産に関する関心の高まりの延長線上として、母乳業界と”母子の絆”業界というのはそれをマネー化するために発達し、そして罪を重ねてきた。
さあ、母乳医学学会はこれについて何と返すのでしょう!

2016年3月5日土曜日

助産師メグは赤ちゃんの墓の上で踊る...命を食い物にする人々

Meg Heket dances on a baby’s grave … and that’s not even the worst part

無介助出産の信奉者、メグ・ヘケット(Meg Heket)を覚えていますか?ヘケット、あなたは助産師を辞めさせられるわ。ジャネットフレイザー(Janet Fraser:My dead baby was not as traumatic as my birth rape)の姉妹です。彼女は無介助出産と自宅出産の信奉者であるロス・ラッドリー(Ruth Rodley)の共謀者でもあります。彼女はそのうちの一人ですが、亡くなった赤ちゃんを小さなカバa little hickup.”と表現したことで知られる、一週間のうちに7人の赤ちゃんを死なせた人物です。
頭の悪い人間は同じ過ちを繰り返し繰り返し犯しながら、都合のいい結果が出ることを願っている。
ヘケットは数え切れないほどの犠牲をその手で生み出しました。多すぎてここに記すことができませんが、多くの赤ちゃんたちの死因は無介助自宅出産を勧められたことです。昨日の記事(自宅出産によって子供を亡くした母親に対する助産師の冷淡な態度には言葉がない:The unspeakable callousness of a homebirth loss mother)に書きましたが、すでにその暴虐が語りつくされたにも関わらず、いまだに無介助で自宅でのVBAC(帝王切開後の経膣出産)を進めている他のメンバーとともに、赤ちゃんの死亡した事実()について派ケットはこのように書いています:

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いいえ、私は彼女のブログで誤解していることをはっきりしたいだけ。 
私は全ての 帝 王 切 開 が 大 っ 嫌 い ! 帝 王 切 開 は 完 全 に 不必 要 だ っ て 決 ま っ て い る し 、 医 療 介 入 さ れ る ぐ ら い の 命 な ら 、 死 ん だ 方 が ま し だ っ て 言 い た い の 。ちょっとごめん、赤ちゃんのところで食事してこなくちゃ。
それから、彼女のブログポストなんて見たことないわ。だって彼女のいう事は私のやり方から外れているし。私はうまくいっているわ
Ha, ha, ha! Ha, ha, ha! あはははは!
さらにメグの悪いところは、まるで赤ちゃんの墓の上でダンスを踊るような卑劣な行為だけにとどまりません。彼女や無介助出産信奉者の仲間たちは一向になにも学ぶ気配がありません...なにもかも。周産期の無介助出産による赤ちゃんの死亡者数が天文学的になろうとも、彼女や仲間たちの組織は出産の状況がいかに悪くなろうとも、女性を”信頼”し、出産の状況を悪化させるのです。
かのアルベルト・アインシュタインが言いました。頭の悪い者とは、同じことを何度も何度も繰り返しながら、異なった結果を期待するものだ、と。
何度も何度もヘケットはハイリスク妊婦を無介助出産に追い込みます。そして何度も赤ちゃんたちを殺します。彼女は原因と結果を認識する能力に深刻な問題を抱えているのでしょう。
ヘケットには協力者がいます。
ジャッキー“Jackie” と自称するコメントが届きました。赤ちゃんを無くした母親に対してあまりにも冷酷で残忍なコメントです。
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…あなたは子供を亡くした母親の悲劇をその腹の立つブログに載せて、むかつくし可愛そうなやつだわ!私は数週間前に父親を亡くしたけど、周りの人達がどのように死に向き合うか見てきたわ。一人ひとり違っていて...
たしかに、悲しみ方や反応というのは非常に様々なかたちがあります。しかしあなたが他人の死を鼻にかけて自慢するのは常識の範囲を超えています。特に、親しい人を亡くした場合のそれとは思えません。
”ワーオ!私が時速90kmで運転して木に激突して私の娘が亡くなったの、見てたあ!?” これは通常の反応ではありません。
”私がすごい放火魔だって知ってたあ!?” これは火事で乳幼児を亡くした場合の通常の反応ではありません。
”見てえ!出産中に産道を出てくる赤ちゃんを死なせたわ!” これは死亡した赤ちゃんに対しての通常の反応ではありません。
これはカルトの反応です。ヘケットの無介助出産グループのような。カルト集団において最も重要なルールは、教祖の発言がどう考えても間違っている場合でもそれに従ってついていくということです。メグ ヘケットはまるで世界の終わる日を予言する新世紀のカルトリーダーのような存在で、定期的にその間違いが暴かれているのです。通常の精神をもった人なら、間違ったことを繰り返す前に学習してストップすることができますが、カルトメンバーはそうはいきません。彼らは繰り返し予測し、期待し、なにか都合のよい結果が出ることを信じているのです。
私は何人かの赤ちゃんの死亡原因について書いてきました。彼らを二度殺したくはありません。小さな棺が土の中に埋められたとき、それは死に責任を負っている人々の心にも刻まれたのです。私は無責任な人々の態度や心を入れ替えさせようとは思っていません。もう遅すぎるからです。
私は他のカルトメンバーや、とくに無介助出産というカルトにこれから加入しようとしている人々の心が変わることを願っています。もしそれで一人でも赤ちゃんの命が助かるのなら、私は仕事をしたと言えるでしょう。
無介助出産について考えるには?どれだけの女性や赤ちゃんたちが犠牲になったかについて、もう一度考えることです。

2016年3月1日火曜日

より生存率を高めるのは調整乳か、母乳か? アメリカの場合

元記事:199 Comments

Which saves more lives in the US: formula or breastmilk?

ラクティビスト(母乳信奉者)は母乳が救命に有効であるというキラキラしたポエムを謳ってきました。実際はそうでないにも関わらずです。明日もしアメリカ中の粉ミルクが無くなったとしたら、1000人中10人の赤ちゃんは死んでしまうことでしょう。明日もしアメリカ中の母乳が無くなったとしたら、正しく調整された粉ミルクで亡くなる赤ちゃんは一ケタに満たないでしょう。
これはどういうことか?
分解してみましょう。
調整乳は母乳よりも多くの生命を救っているのです。
1. ラクティビスト(母乳信奉者)が声高に言うでしょう。「母乳が足りなくて亡くなった赤ちゃんはこれまで一ケタに満たない」これには科学的根拠がない、と。
ええ、母乳はきれいな水が手に入る国でも確かにメリットはあるでしょう。(粉ミルク自体に問題がなくても、途上国で汚染された水で調整された粉ミルクによって赤ちゃんが亡くなることはありえるからです。)しかし全ての乳幼児のうち、風邪と下痢の発生率が母乳の場合は約8%低いという点に限られています。他にもうわさされていることはいくらでもありますが、根拠に乏しく、交絡因子(原因と結果のどちらにも影響する外部要素)による影響を排除できていません。
2. ラクティビスト(母乳信奉者)が声高に叫んでいる、「母乳は完全食」には根拠がない。
その通り、母乳は新生児のために進化した食事です。しかし進化イコール完璧ではありません。進化は生き残るための適応した結果なのです。すべての人が生存するわけではありません。もしすべての赤ちゃんが授乳されたとしても、何人かは亡くなるでしょう。
なぜか?母乳が完全であるためには、常に完璧な量がなくてはなりません。また、すべての赤ちゃんに母乳を絞って飲む技術がなくてはなりません。にも拘わらず、ご存じのとおり、5%(20人に一人)の女性は十分な母乳が出ず、十分な栄養を赤ちゃんにあげることができないということが分かっています。また赤ちゃんの中には筋力低緊張の子がいて、授乳がうまくできない子もいます。
このような自然の状況下では、赤ちゃんは単純に亡くなってしまいます。しかし、粉ミルクが手に入る状況下であれば、脱水症状や、栄養不足、低血糖状態にさらされることなく、赤ちゃんが助かります。
乳糖不耐症の赤ちゃんや、新生児代謝性異常の赤ちゃんですら、調整乳によって助かる時代なのです。乳幼児用の調整乳の種類が豊富になり、それぞれのニーズにあった食事を見つけることができます。もし栄養が母乳だけに制限されていたら、彼らはどうやっても生きることができません。
完全母乳にこだわって、5%赤ちゃんが飢餓状態になったとしたら、そして調整乳がこの世から消えてしまったら、控えめに見積もっても200,000の赤ちゃんが 毎 年 深刻な栄養不足のリスクにさらされることになります。結果的に亡くなったり、栄養不足による運動機能の発達の遅れや、知的発達の遅れが起こるのです。
3. 調整乳は「赤ちゃん以外の家族の」生存率をも、改善する。
ラクティビスト(母乳信奉者)が声高に言っている「母乳は無料である」ですが、無料ではありません。もし「女性の時間」がまったく無意味なものであれば、無料と言ってもよいかもしれませんが、ほとんどの女性は内外で働いていますし、「女性の時間」というのものは非常に重要です。
女性が完全母乳を選択すると、仕事にそそぐ能力を著しく妥協せざるを得ません。これは配偶者が高給取りである女性ならば問題ありませんが、扶養家族を養う義務のある女性、または衣食住、暖房費、医療費のために女性が家計の中心となって稼ぐ必要のある家族にとっては深刻な問題になります。
確かに、粉ミルクを買う時にはお金を出しますが、家計を潰すほどはかかりません。女性が働くことができれば、ほかの子供たちの生活費や、衣食住、暖房費を稼ぐことができるのです。
4. 調整乳は女性の生存率を改善する。
経口避妊薬、安全な帝王切開、調整乳は男女同権を可能にしてきました。これらがなくとも、女性は生物学的な加護を受けています。女性が自らの生殖能力のコントロールを可能にすることで、妊娠をコントロールできるようにし、子供を養育するか/働くかを選択するよう無理に迫られることがなくなります。このことは生活水準を改善し、寿命を劇的に伸ばしてきました。
母乳は新生児にとって素晴らしい栄養源ですが、その有効性は完全母乳をしたい女性と、結果的に完全母乳だった女性に限られています。調整乳は新生児にとって素晴らしい栄養源ですが、その有効性はそれだけに留まりません。調整乳は、母乳しか与えられず飢餓状態や死亡にいたる赤ちゃんたちを救うことができるのです。このことは女性の生存率をも改善します。また、家族や他の赤ちゃんの生存率についても同様に改善します。
母乳の有効性についてはペラペラと絶え間なく語られていますが、幼児用の調整乳は母乳よりさらに多くの赤ちゃんの命を救っているのです。
明日もしアメリカ中の母乳が無くなったとしても、何かが変わるわけではありません。しかし、もし調整乳が無くなったら、1000人中10人の赤ちゃんが毎年亡くなるなるのです。
皮肉なことだと思いませんか?

2016年2月28日日曜日

警告:経膣感染は意味がないだけでなく、危険がいっぱい

元記事:250 Comments

Warning: vaginal seeding doesn’t work and may be harmful

最近の自然出産ビジネス業界で流行っているのが、経膣”感染”、赤ちゃんの口を母親の膣内分泌物でぬぐうというものです。
理屈は「帝王切開は赤ちゃんから母の会陰から常在菌をもらう接触の機会を奪っている」というもので、赤ちゃんの口に母親の会陰にいる常在菌をふれさせ、常在菌を「取り戻す」というものです。
自然出産業界で推進されていることは、彼らのマーケットシェアをあげるための活動で、科学的根拠はありません。
ここで2つの問題があります:
1. 赤ちゃんを母親の膣内バクテリアに触れさせることの有効性について科学的証拠がない
2. 赤ちゃんが母親の膣内バクテリア・ウイルスにさらされた場合、深刻な病気や命にかかわるケースがあるという有力な証拠がある。
これらの警告が、イギリスのメディカルジャーナル(BMJ)の記事の中では深い霧に包まれてしまっているようです。「帝王切開で生まれた赤ちゃんの”経膣感染”」著者は医療専任講師のオーブリー J カニングストン(Aubrey J Cunnington)、医療研究員のキャサリン シム(Kathleen Sim)、新生児科医コンサルタントのアニコ デイアー(Aniko Deier)以下略 ...が名を連ねています。

人間についている微生物叢は健康を左右することがある、ということが論文の根拠として挙げられていますが、経膣感染による新生児へのメリッ その限りではありません。  確かに、証拠を出すには、何年もかけて経過観察を行う大規模な医学的実験を必要とします。 たとえ新生児に対するメリットについての明確な証拠などなくても、シンプルで安価な手順で、妥当な結果を得られるに違いありません。しかし私たちは、この主張が安全であると確信することができます。
私たちは現段階で欠落しているものがあります、無自覚の感染症を持つ母親が、赤ちゃんを膣内共生菌や病原菌にさらした場合、赤ちゃんは深刻な伝染病になるでしょう。この場合B群連鎖球菌(新生児の敗血症を引き起こす原因として最も一般的なもの)、単純ヘルペス、クラミジア、トリコモナス、淋菌(最後の二つは、新生児性眼炎の原因)。これらの 病原体は、産道を通る時に赤ちゃんに移ります。これを回避するために、帝王切開を選択することもあります。
言い換えると、経膣感染が赤ちゃんに有用であるなどという証拠は一切ないのです。またかなりの量のエビデンスを取ろうとすれば、赤ちゃんを死の危険を含めた重大な危機にさらすことになるでしょう。実際、経膣菌によって赤ちゃんの伝染病による死亡を引き起こしているのですから。
「膣内菌を赤ちゃんに移行する」ことを薦める彼らの根拠はどこから来たのでしょう?自然出産ビジネスのコミュニティーの、映画「ミクロバース」を通してです。
この経膣感染についての問題は、自然出産の世界で特有の、「ほとんど根拠の提示を無視して、結論を出してしまう」というパラダイムにあります。
アンチ医療は素晴らしい、経膣分娩こそがもっとも優れている、という哲学なのです。なのでほとんどは「産科的な対象実験を行っていない」のです。これがジェンダー学者 アナンダールとクラークが現代助産学を描写するところの「自然出産哲学の絶賛」の重要な点なのです。
代替医療は、それを表すため強力で魅力的な他の言葉で呼ばれることがあります。同時に中央集権的な性質を持ちます。(”女性主体の””女性のコントロールする”自然な出産、のような) 実践的な意味合いを最小限にし、あいまいな言葉でけむに巻くためです。
単純にいうと、近代の助産学はただの産科医への軽率な反抗なのです。産科医が進めることはなんでも、助産師は真向から反対します。近代の自然出産信奉者は、毎日が反抗の日なのです。
産科医は医療行為によって出産を安全にしてきました;自然出産信奉者は、産科医が関わる前からあたかも出産が安全であったように装っているのです。
産科医は無痛分娩を提案しますが、自然出産信奉者は抵抗します。痛みがあってこそ困難を乗り越えられる、乗り越える勇気さえあれば出産は安全にできると、他人を使って実験しているのです。
産科医は新生児科医が即座に健康を確認できるよう赤ちゃんをきれいに拭きますが、自然出産信奉者はカンガルーケア(早期皮膚接触、SkinToSkin,など)で母親と赤ちゃんが出産直後にまずは触れあうことが、人生にわたっての絆を作るのに不可欠だと言っています。
産科医は帝王切開をすることができますが、自然出産信奉者はいかなる場合、どんな理由があっても帝王切開に抵抗し、「帝王切開の割合が高すぎる」とデモ活動を行っています。帝王切開は「アレルギー、自閉症、糖尿病、高血圧、、、などになる」、「帝王切開は内臓やDNAにダメージを与える」と言い張っています。
自然出産信奉者の主張は単純なものだけに限りません。なぜ彼らはそうなってしまったのでしょうか?自然出産のマーケットシェアを維持するためなのです。
マーケットシェアの主要を占めるのは産科医です。これは助産師や自然出産信奉者と経済的に競合していますが、自然出産信奉者は自分たちがマーケットシェアを広げているのだと考えているのです。
経膣感染は自然出産信奉者のデモ映画「ミクロバース」で有名になりました。どんなテーマでしょうか?
…私たちは赤ちゃんが細菌叢にさらされることは、すべての人のバースプランに入っているべきだと思います。もし経膣出産が不可能なら、産後すぐにカンガルーケア、Skin-To-Skin,母子同室、早期皮膚接触などで母乳を与えることで主要な細菌叢が赤ちゃんの免疫系に作られます。科学的な視点からいうと、(?※訳者注:実際に科学的かどうかエビデンスなし) 赤ちゃんの生後すぐに細菌叢ができたら、これは赤ちゃんの人生に大きなよい影響をもたらします。継続的に、ミクロバースは健康に潜在的にも、エクストリームな重要性を持っていると私たちは信じています。人類の未来にとっても重要です!!
ミクロバースを謳っている「私たち」は誰で、「私たちは信じています」と言っているのか??これは新生児の腸内細菌叢の構成について科学的コンセンサスがないにも関わらず、一人歩きした理論です。これは新生児科医と小児科医が細菌学によって確立していない腸内細菌叢のすべてについて「信じ」ようとしなかったことと同様に、産科医も懐疑的です。
「私たちは信じています」の「私たち」は自然出産信奉者で、産科医に対する反抗でほとんど調査をしていない科学を推進しているのです。同様の理由で自然出産信奉者は経膣感染を推奨しています。
経膣感染を推進する科学的根拠はどこにもありません。あるのは、マーケティング戦略的に用意された科学と完全に分断された「科学っぽく書かれた記述」のみです。
BMJの著者はこう言います:
効果に関する根拠がないこと、または安全な手順に関するガイドラインがないことについてだが、逆にどのくらい医療関係者が経膣感染の需要が高まっていることに対応すべきということではないだろうか?私たちはスタッフに、有効性に関する議論もなしに、小さなリスクが正当化されることがあってはいけないので経膣感染は行わないよう伝えてきた。しかし、経膣感染を母子が簡単に彼等だけでできるよう単純化し、また彼らにリスクなどの十分な情報を与えることで、彼らの自主性を尊重できると考えたのである。
両親はリスクや感染に関して医療者のアセスメントを行い、経膣感染を行うことで赤ちゃんがよくない状態になることも知らせる必要がある。健康に関するプロフェッショナルは経膣感染が一般化してきていることを両親に気づかせ、もし伝染した場合新生児がどのようになるかについて尋ねることが期待され...
私は疑問があります: 両親は、子供を産む前に自然出産業界について知ることが必要です。この業界はまったく規制されていないのです。ほかの規制されていない業界と同じです。自然出産信奉者が薦めることは、科学的根拠は全くなく、ただ彼らのマーケットシェアを上げるためだけに行われているのです。
両親は他の業界に対する態度と同じように、自然出産業界について同レベルの警戒、懐疑的姿勢を持った方が良いでしょう。たとえば太陽光発電についての不利な情報を、石油業界から受け取るべきでないようなものです。経膣感染、腸内細菌叢についての情報を、自然出産ビジネス業界から受け取るべきではありません。